恋愛心理って何？
恋愛心理という言葉を聴いたことはありますか？人の心の中には日常的に様々な想いがめぐっていますよね。ある一定の出来事に対して感じているその感情は、あなただけが感じるものではないこともあります。この、ある出来事に対する人間の心や行動、反応の仕方（これを心理といいます）を利用してコミュニケーションを図ることは仕事等の場で使われることもしばしば。それでは、「恋愛」心理とは何なのでしょうか。
⑴恋愛心理とは
恋愛心理とは、端的に言えば、相手に恋愛感情を持ってもらう、好きと感じてもらうことです。ある一定の出来事、行動が、ほとんどの人間に好感を与えることができるものだったら？試したくなりますよね。恋愛においてもそのような心理を使ったテクニックというものがたくさんあります。
⑵誰にでも使えるの？効果は？
でも、使ったところで、誰にでも効くの？という疑問があります。ほとんどの人間の好感が持てるポイントをつくわけですから、もちろんある程度の人には効き目があります。しかし、普段の関係性であったり、使うタイミングによっては効果が減少することもあります。また、心理テクニックを使うために相手とコミュニケーションをとる、というように手段と目的が逆転することになってしまうと意味がありません。相手の事を想った上で、使うかどうか、タイミングを見極める等、あくまでも目的を見失わないようにしましょう。そうすれば、自然と効果的な方法が取れてきます。
それでは、普段から使える恋愛心理テクニックを５つに分けてご紹介します。
普段から使える！人の心理を使った恋愛心理テクニック５つ
⑴以心伝心
恋愛において大切なことの一つで、相手との意見や価値観、考え方が似ていることが挙げられます。それは、自分と似ていることで行動や気持ちを想像しやすく、安心感があるためです。また、人は、形式的にも顔の印象や目の色が似ている人を好みやすいという特徴があるのです。よく仲のいいご夫婦やカップルで、お二人の雰囲気が似ている、なんてこともありますよね。その「似ている」を利用したテクニックがあります。
１つは、「共感」です。相手の感情に寄り添うこと、そんなことがあったら同じ気持ちになる！という態度を見せることで、相手に安心感を与え、この人なら自分の気持ちを分かってくれると想像させるのです。
もう１つは、「ミラーリング」です。これはビジネス等でも使われる心理テクニックで、相手の仕草を真似することです。例えば、話している途中に相手が腕を組んだら、自分も腕を組んでみる、というようなことです。それで何が起こるのか？と思いますよね。相手と同じ行動をとることで、相手は「もしかしたら、自分とよく似た行動をとる人なのかな？」という想像が働きます。行動が似ているということは趣味が同じだったり、行く場所が似ているということにつながりますから、「この人となら長く付き合えるのかも」というイメージを持たせることができます。
このように、似ていることを利用した心理テクニックをうまく使って、まずは心の距離を縮めていくことが大切です。
⑵出会ってすぐが大事
「人は第一印象で決まる」そんな言葉を聴いたことはありませんか？その言葉通り、人間は人や物に対する第一印象が頭に残りやすいのです。一番初めにあった時に「素敵な人だ」と感じると、後々すこしだらしない姿をみても「こんな一面もあるんだ」程度で済みませんか。反対に「うわ！服装のセンス悪い！」と感じた人が、次にあったときに普通の服装をしていたとしても、どこかイマイチなとこを見つけてしまいませんか。これは初頭効果という「最初に与えられた情報が後の情報に影響を及ぼす現象」が関わっています。人や物に対する第一印象が長い間残り続けるのは初頭効果の影響なのですが、後の情報には全て前置きに「この人はこういう人だから～」が勝手についているのです。
初頭効果を利用した心理テクニックとしては、出会い初めの頃、大体デートを3回するかぐらいの間は、相手に良い印象を与えるように努力することが挙げられます。その後は努力しなくていいのか、といわれるとまた話は変わりますが、最初にいい印象を与えて相手の頭の中の自分のイメージを良くしておくことがその後につながりやすいのです。
このように、「出会ってすぐ」の行動を重要視することで後々の行動の印象を変えることができるのです。
⑶日常と少し違う体験
次に、「日常と少し違う体験」をするとワクワクドキドキしませんか。相手が持っている印象と異なった印象を与えることや、一緒にドキドキする体験をすることで相手の心をときめかせることができます。
この心理を使うのは、まず、よく言われている「吊り橋効果」というものです。例えばホラーやアクションの映画をみたり、お化け屋敷にいく等のデートを通して相手の感情を高ぶらせるという方法です。ただし、人によっては本当にホラーやアクションが苦手な方もいますから、そのあたりはしっかり確認した上で行ってください。
また、普段と違う印象を与えることも、相手に意外性を感じさせることができます。「ギャップ萌え」などの言葉をよく耳にしますが、一旦確立したイメージを変えるような出来事があると、人は脳の中でイメージを変化させる作業をします。頭を使うことというのは、人の脳に長く残りやすいもので、相手の脳に、あなたを思い出させやすい状態を作り出すのです。
おすすめのタイミングは、相手の頭の中で自分のイメージを確立した後です。確立する前に行ってしまうと、どんな人なのかわからないまま相手の脳を混乱させてしまい、結局「なんでもできる人」のような当たり障りのない印象付けになってしまいます。
⑷好きを伝える
人から「好きです」と告白されて嫌な気持ちになる人は少ないでしょう。人は自分のことを好きな人を好きになりやすいという心理を持っています。好きまではいかなくとも、嫌いにはなりにくいでしょう。これを好意の返報性といいます。
この心理を利用する方法は単純で、相手に好意を見せる、好きと伝えることです。特に、出会ったばかりの頃は、他の感情に阻止されることがないので、好きといえば好きと返ってくることが多いのです。学校に入学したてや会社に入社したての春が恋の季節と呼ばれるのはこのためでしょう。ですが、自分からいきなり好きと伝えるのはハードルが高いですよね。また、ある程度長く友達や知人として仲良くしてきた中で、好意を向けるとなると、関係性が崩れるのが怖く、踏み出せないこともあります。
そんな時に使えるのは「第三者」です。例えば、気になる人の友達に「あの人、〇〇のこと好きそうだよね」と言ってもらえたり、自分が相手と話すときに「よくかっこいいっていわれそうだよね」と伝えることです。これならばハードルは下がりますし、第三者の目線が入っていることから、伝えた内容の信憑性が高まり、相手からの印象は良くなりやすいです。
⑸断られない！デートへの誘い方！
気になる人をいざ、デートにお誘いした！という時に断られる程、心に響くことはないかと思います。できればそんなことがないようにしたいところです。
こんな時に使えるのが「フットインザドア」という心理テクニックです。これは小さなお願いからだんだん大きな頼み事をしていくという方法で、相手に受け入れてもらう回数を増やして断りにくくするというものです。人は自分の行動に一貫性を持たせやすいものなので、「受け入れる」ことが増えると断ることでその行動の一貫性を保てなくなるため、断りにくくなります。そこで、例えば「この動画見てみて！」「ちょっと相談があって電話してもいい？」等のお願いを少しずつ発信することで段階的にデートに近づけていくのです。
また、これと併せて、「ダブルバインド」という心理を使うことも一つです。ダブルバインドは、本来はビジネスにおいてやってはいけない指示の方法として成り立ったものです。例えば「急げ！」「でもミスのないように正確に！」と言われると、どっちもやらなければという厳しい拘束に追い込まれます。今回はそういった方法で使うのではないことに注意してください。いざ、デートにお誘いする時に例えば「何月何日空いている？ショッピングに行こう！」というのと、「来週でどこか空いている日ある？ちょっと付き合ってほしい買い物があるの！」というのでは後者の方が断りにくいですよね。恋愛心理テクニックとして使うダブルバインドは「相手に異なる選択肢を与える」ということです。
二つの合わせ技で断られないデートのお誘いをしてみましょう。
恋愛心理を知ろう！
最後までご覧いただきありがとうございます。いかがでしたか？この記事では恋愛に使える人の心理を利用したテクニックをお伝えしました。
⑴相手を楽しませる気持ちが大事
心理テクニックが効果を発揮するかどうかは、どうしても個人差があります。それは、相手との関わり方や相手からの自分の印象にもよります。心理テクニックに頼りきるのではなく、あくまでも参考程度に、スマートに使うくらいがちょうどいいと考えてください。
最初にもお伝えしましたが、まずは相手をおもいやる気持ちが大事です。その上で、相手に好きになってもらいたい、相手に楽しいと感じてほしいという気持ちが先行した状態でうまく心理テクニックを使っていただけたら幸いです。
⑵恋愛心理をうまく駆使して恋を叶えよう
人の心理は決して単純ではありません。しかし、うまくポイントを抑えることで相手に良い印象を与えることができるようになります。良い印象はその後の自分の行動にも影響を与え、結果的に「好きになってもらう」につながる道筋を作ってくれます。自分の気持ちを効率よく相手に伝える一つの方法として、参考にしてもらえたら嬉しいです。