フジテレビの人気番組「ほんまでっか？TV」でおなじみの植木理恵先生をご存じですか？各方面の専門家たちとさんまさんとの掛け合いが面白く、バラエティ番組のような教養番組のような新しい魅力のある番組ですので、一度は見たことのある方も多いかと思います。植木先生はこの番組内で、恋愛に悩める女性にとってとても頼りになる行動心理学の専門家として活躍されています。今回は、そんな植木先生の恋愛アプローチ法についてのお話です！
植木先生が指南！恋愛の効果的なアプローチ法って？
恋愛の法則って？
植木先生曰く、恋愛において「男は選ばれるもの、女は選ぶもの」との大前提があります。
「フィメールチョイス（female choice）」という言葉を聞いたことはあるでしょうか？動物界においては、オスが求愛活動をし、メスがそれを選び取るのが自然のあるべき姿とされています。フィメール（メス）がメール（オス）をチョイス（選択）する…その法則に則り自然淘汰が行われてきたのであり、生物としての恋愛はそれが本来の姿なのだそうです。
例えばクジャクを思い浮かべてみて下さい。オスのクジャクは、美しく長い翼を広げ、魅惑的な姿で優雅に歩くという行動をとります。メスはそのオスの姿から、自分が育む子の親となるべきはどのオスなのかを選択しています。その他自然界においては、オスがメスの気を引くために特別なダンスを練習したり、鳴き声をたてたりする方法が限りなくあります。
私たち人間も、動物の1種です。「フィメールチョイス」の本能は私たちの根底にも残っているようです。肉体だけでなく強い精神的つながりを持つ真実の愛は、男性が求愛のためのアピールをし、女性がそれらを見てチョイスするという公図によって確立されているのです。私たちも気を付けて周囲を見渡せば、実際にそのような場に遭遇しているはずです。
例えば、こんな状況に悩んでいる方はいらっしゃらないでしょうか？新しい出会いの場を迎え、そこそこ感じのよい異性を前に、それなりに話が弾んでいる…それなのにどうしてもそこから発展せず、単なる「いい人」で終わる、というパターンを繰り返すような状況です。
これは相手が自分のことをどのポジションとして考えているのか、予想がついていないことが原因とのことです。恋愛に発展するか、それともただの友達で終わるのか、はたまた不倫やワンナイトラブで「さようなら」になってしまうのか…見極めるコツは最初の出会いの瞬間から明らかなんだそうです。恋愛の場においては男性が出すサインと、女性が出すサインは明らかに別物であり、その差をしっかり理解しておけばこの状況を抜け出せるでしょう。
好きな子はいじめたい？
植木先生の仰っている「フィメールチョイス」の原則は、子供時代を思い返すと分かりやすいようです。例えば小学生の頃、男子は気になる女子にアピールしたいあまりに愚かな行動をとったり、意中の女子にちょっかいを出したりしていましたよね。俗にいう「好きな子はいじめたくなる」男子のこの行動ですが、当時は迷惑以外の何ものでもなかったという人もきっと多いでしょう。しかし大人になるにつれ、私たち女子はその男子が自分に気が合ったんだという事実を知る流れになるワケです。なんとも不器用で、甘酸っぱい思い出ですね。
このようにかつての小学生男子は、非常に不器用なやり方で自らをプレゼンし、女子たちの気を引こう・選ばれようとしていたようです。一方それに対する女子は、どのような行動をとっていたでしょうか？男子の不可解な行動に迷惑する一方で、「○○くんってバカっぽいよね」「△△くんってかっこいいよね」とそんな男子たちを冷静な目で観察していたのではないかと思います。つまりしっかり品定めをし、誰を選ぶか考えていたということですね。
このように「好き」という気持ちがピュアであればあるほど、男はがむしゃらに口説いていくのではなく、選ばれようと自分を飾り、プレゼンテーションしていきます。そして女子は、そんな男子に関する情報をまず収集しようと動き始めます。その意味では小学校時代の恋のほうが大人になってからよりも、生物の恋愛の形としてはピュアだと言えるでしょう。
女に嫌われる女って？
少し話はそれますが、植木先生の考察で大変興味深いお話があります。それは「女に嫌われる女」とはどういう女性か、というお話です。一言でいえばこのような女性とは、「同性である女性に好かれようとしない」女性のことなんだそうです。つまり「男性からの評価さえよければそれでいい」という価値観の女性、ということですね。そのような意図を周りの女性が汲んだ場合（その考えがバレた場合）、女性は一気にその女性のことを嫌いになる傾向があるんだそうです。…なんとも身に覚えのある話ではないでしょうか？そもそも女性は結果そのものよりも、その裏に潜む糸に非常に敏感な生き物なんだそう。相手が本当は何を考えているかという推測力が高く、その能力たるや男性の何倍とも言われているようですよ。
恋愛＝求愛ダンスが大切？
さてここからは、植木先生による本気の恋愛を始めたい人に対してのアドバイスをお伝えしていきましょう。まず女性の場合は、自分史を語ったり相談事を持ちかけるのは止めましょう。相手を質問攻めにして、男性に自己開示を迫っていくことがコツのようですよ。恥ずかしがってなかなか相手に質問をしない女性もいるようですが、男性を選ぶためにはまず情報収集から始めるべきと言えるんだそうです。結果として、男性にもそれが自分に気があるかもしれないというサインになりえます。いわゆる「匂わせ」ることができるわけですね。
恋愛における大事なポイントとしては、そもそも女性は求愛ダンスをしてくれないオスに対してはチョイスのしようがないということです。ですので女性は上述したように質問を上手く使って情報収集するということと、また次のようなことを積極的に行うといいようです。それは「男性が求愛ダンスをしたくなるような舞台を整えること」です。男性は褒められると勝手に動き始めるという習性がありますので、この行動は大変効果的と言えるでしょう。
例えば会社において、自ら主張をせず、衝突を和らげるタイプの人がいるかと思いますが、彼女たちは意識してか無意識か、この「フィメールチョイス」をうまく利用しているといえます。男が選ばれようと自己アピールダンスをしやすい環境を上手につくりあげているんですね。このように実際に細かい実務をするのは男性でも、せめてそれを気持ちよくできるような環境づくりをさりげなくできる女性が、会社においても恋愛においても最終的には勝ちます。逆に突進系の女性は、どこかでつまずいてしまうことが多いので、注意が必要です。
まとめ
さて今回は、植木理恵先生に学ぶ恋愛テクニックについてのお話でしたが、いかがでしたでしょうか？そもそも恋愛における「フィメールチョイス」の法則は、目から鱗ともいえるお話だった方も多いのではないでしょうか。また植木先生の恋愛アプローチ方法は、かなり実践的な内容のため、明日からでもお試しすることができるでしょう。今まで恋愛がなぜかうまくいかないという方は、ぜひこの記事をきっかけに、「フィメールチョイス」を意識して恋活してみると効果あり？これからは面白いくらいに恋愛が上手くいくかもしれません！